悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

12.7ルナティック

先月半~今月の間はどうにも気分や気持ちが塞いでいる、何か大きな事があった訳でもないけれど、安定剤を処方されてる分量以上に飲む日の最多記録更新中といった具合。飲みたくないとか飲んだ後の罪悪感を持っても一抹の不安がよぎると、不安に駆られてしまうし身体が真夏の暑さに対するように火照ってくるのでその症状が怖い。

最近はまた夕ご飯を食べる頃合いになると何だか閉塞感がやってくるのと、日中も落ち着かない日が起きる時があり、その何れにも暑さを感じているなと思う。1日3錠で症状されてるのだが、3錠で落ち着いていた時かつ何だか駄目だと思う時は+半錠の3.5錠で何とか落ち着いていたのだがここ最近はそれでも微妙に落ち着かない時があり、今期は4錠飲んでしまうという日が最多更新しつつある。(それぐらい鎮静しないと食べたくともご飯が食べられないというのもある)たださすがに4錠も飲むと次の日に祟るが、この感覚も一番最初に2~3錠飲んだ時と同感覚だった気がするのを思い出すと耐性依存のあるのは恐ろしいなと思う。

だったらと、私の処方されてる一日分を超えて飲むなら何か外に出るとかしないのか行動しないのかと思うもこれが先月先々月より全く下がっていて、何をする意欲もそんなに湧かない。ひと通り気になっていた事があったをしてしまって慣れたからつまらないとでも思っているのかもしれないが、これを押し進めたいとかアレコレやりたいっていうのが凄く今のところない。なので日々、鬱々というか重たくて何もかもに意味があるのかと考えてしまう。

 

一応4つも飲んだら何かそのぶんを取り返さなくてはと思って薬もまあ効いてる事だし寝る前に音楽を聴いてみたりとするのだけど、Acenの「trip Ⅱ the moon」という曲を思い出し聴きたくなった。ダンスミュージックなんだけどイシュカーズネットで紹介されてたのが耳に残っていた。奇妙なサウンドなんだけどもその奇妙さが月に行く感じはあると思って、何となく元ネタなんだろうか?の本家「a trip to the moon」こと「le voyage dans la lune」(月世界旅行)の映画が見たくなった。YouTubeにあってほんの15分かぐらいの短いサイレント映画というか映像というかなのだが1902年とあるからもう121年前に作られた映画・・・。これは学生の頃に映像を見る授業があって、その中で紹介されていてそれから何となく印象に残っているのだった。月に奇妙な顔があって宇宙船が刺さるという画はインパクトがある。内容はシュールというかよくわからないのだが昨日夜中に改めて全編を見ると月の原住民とか喜劇のようなリアクションとかバレエのようなというかけっこう演劇に寄った雰囲気だったんだなと・・・絵の背景とか装置みたいなのが舞台っぽいなあとか。舞台を撮ったみたいな感じだったんだなあと・・・。(Wikipediaを見ると監督の意図的な演出だと書いてある)だがこの映画がちゃんとした映画の形であり(しかもSFと)その後の映画史に繋がっていく・・・とか。実はポンキッキーズでの和田アキ子さんの歌にガチャピンとムックが冒険として月に行くというこれのオマージュ的映像もあったよなあとか、ポンキッキーズの方はこれが元ネタなのかな・・・(この歌が幼心ながらにものすごく好きだった)

 

月の顔、一見不気味っぽいけど改めて眺めて見ると何とも言えない威厳があっていいなとか。何だかいい夢が見られそうというか、いや悪い夢の方が見れそうか・・・?今の私にとってはいい方な感じがする。

ルナティックって言葉は狂気みたいに言われるけれどまあそんな雰囲気もある。英語等月に纏わる単語とかは感情などあまりポジティブな印象がないみたいなのあるけど、どうなのだろうな。日本ではかぐや姫が月見て故郷に思いを馳せたり、月見て想い人を恋し泣くみたいな和歌とかあったりしたかな・・・(この辺に全く無学・・・)

この後にVIP先生とかのMADで有名な映画メトロポリスとかが出てくるのだっけあれも100年前くらい・・・。モノクロで見るから古いと感じて今より映像のフレーム(っていっていいのか)も低いから動きがチャカチャカしてる風に見えるけど、実際の現場では今と変わらない雰囲気でもちろんカラーだしで演劇をするみたいなだったんだろうなと思うと当たり前だけど不思議に思ってくる、当時も今も雰囲気はそんなに変わらない(?)んじゃないかと・・・。