おにぎりってアルミホイルかラップか。
小さい頃から遠足、お弁当のごはんは基本的におにぎりだった。普通のごはんが絶対ダメだったって事もなかったと思うんだけどもおにぎり。
本当に小さい頃はお弁当箱の中に小さなおにぎり。小学生とかになってからはアルミホイルに包まれたおにぎり。
おにぎりを包むのってアルミホイルがずっと主流だと思っていたけどラップもあるのだと成人してから知った気がする。
そしたら今、おにぎり食べたい作りたいときはラップになった。ラップの上から握れて楽だからという理由もある。
アルミホイルのおにぎりは基本的に手で握るから衛生面の心配があるとか、ホイルだと完全に密閉される訳じゃないから菌が入る可能性が高いとかそういうので昔の慣習?であるアルミホイルおにぎりは現代ではあまり好まれてない・・・みたいな事を昔どこかで見て驚いた気がする。
たぶんラップおにぎりを知るか知らないか辺りぐらいだったと思うが・・・。
その時にはラップだとなんかなあ・・・とかあんまり・・・とか若干否定的に思ってたけど今は逆にラップの方が良いなとか思ってしまった。保湿性がホイルよりはありそう(?)だからおにぎり(米)もアルミより固くなりにくいかもとか勝手に思ってるだけだけど。
で今の主流のラップおにぎりと従来のアルミホイルおにぎり、やっぱり味がなんか違うような気がするな・・・と思ってきた。
どっちも美味しいけれど、何だろう
懐古とか思い出の味補正みたいなものかもしれないけれど、アルミホイルおにぎりの開けた瞬間の海苔のべちゃっとひっついた感じとか、米に海苔の色素が付いて変色したのとかはアルミホイルおにぎりの醍醐味のような気がする。
お米の固さってのも、これは私がお米が固いのが好きじゃないってだけなのだけれどもアルミホイルだとうまく包まれてなかったりするとたまに風化して一部分固くなってしまったりもするけれどラップだとその心配はあんまりないように思う。そしてなんとなくラップの方が味が浸透してる気がする。混ぜ込みふりかけのおにぎりとかはラップの方が美味しいのかも。
アルミホイルも出し惜しみせず大きく切り取って握ったばかりの温かいおにぎりを包めば食べる頃にも水蒸気分で米は柔らかくて、ほんのり温かさもある気がして美味しい・・・と思うけどこれが食中毒を発生しかねなかったりするっぽいから今はあまり好まれないのか・・・。
でもアルミホイルおにぎりは思い出の味に変わりはない。
草の上に可愛い絵柄のレジャーシートを敷いて、お弁当袋から取り出しガサガサとホイルの擦れる音と水筒のまだ温かいほうじ茶。おかずは冷食の白身魚フライと揚げるだけのエビフライにミニトマト。デザートは缶詰めみかん。そんな感じが思い出のお弁当の一つです。