悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

無力、なしdie

※今回の内容も色々キツいかもしれないので一応閲覧注意と断っておきます


前を向こうとか未来の展望を明るくもってみるとかしようとした際に結局阻まれる、阻もうとしてくるモノがいる。


一昨日はロクデナシの父親の通院日だったが、妙にいつもより帰りが遅かった。
私の通院日に私がいつもしないようなアクションを取ったからその対抗で自分の動くきっかけにでもされたのかと思っていたが、
昨夜、母から診療代が(薬代を含めて)1万もかかったと聞かされた。

薬の種類も前までと構成が変わっていた。薬の処方箋を見させてもらうと全部で6種類。明らかに最初の診断病名である適応障害ではもうない。(以前私もたびたび書いていたけれど)
見ると、良く名前を耳にする睡眠導入剤から統合失調症向けの薬、見慣れないカプセル剤(2015年に日本で認可されたばかりの比較的新しい薬でこれが一番高いらしい)があった。

どれも不眠用に適用されているのかわからないのだけど、そもそもロクデナシは昼間に起きてこないから安定剤の必要も?だし、いったいどういう問診を行っているかわからない(母もいっしょに行くのだが診察室まで入ってはいかない)
けれどどれも以前よりはかなり強い薬になったということだけだった。

通院の帰り際にケアワーカーの方が待合室で待つ母の元にやってきて、書類を役所に提出すれば一万もする薬代が三千円くらいになると説明を受けたらしい。
不穏な流れだ。そんな説明を受けるほど、ということは診断病名はおそらくほぼ完全に変わっているだろう。
だが、私たちに病名はわからない。

ロクデナシの父親本人が喋らないのと、誰かが問診に立ち会いしてる訳ではないから事実病名が変わったのかも直接本人がそう言われているのかもわからないけれど・・・。

だがこれでハッキリとロクデナシの社会復帰は絶望的であるということが突きつけられたし、これからかなり等級の高い精神病へとシフトしていくのかと思うと気が重たいばかりか、私自身の病状も悪化しそうで不安になるだけで本当に厄介者で厄介事しか持ち込まない野郎だと思うばかりである。

私も遺伝的にそういう方になっていってしまうんじゃないかという不安、これからずっとロクデナシは精神病の父親という社会的な称号を手に入れる、と・・・。

私から見れば不服でしかない、あれだけ私に対して「心が弱い」「そんなんじゃ社会に出られない」「なんでそんなに弱いんだ」「そういう態度だからいじめられる」・・・とかけられた言葉は数あった。
本当に小さいころ(小学生のころぐらい)はこういう衝突はあまりなかったと思うけれど理不尽だと思うことはあったし、見えて衝突してくるのは小学校の高学年くらいからからあって、その都度機嫌を取るわけじゃないけれど表面上ではうまくやろうとしてた。
それでも高校の頃にもよくわからないところでいきなりキレ出したり唐突な説教なものが来たりと心の中でハッキリと(こいつはダメだ)と思ったのは高校生の頃だった。

それからは本当に表面上だけ良くしておく、なるべく話題を逸らすとかをやってきたようなわけだけど私も鳥頭で失敗するときもあったしロクデナシの機嫌次第では理不尽に強く言われたりして対処法もあまり上手くいってたかわからないです。


そういう悔恨がロクデナシに対して私にはずっとあって、でも祖父母の家とか父方の親戚が集まる場所では外面をよくわからない演じる父親に私や母の方が”強い”というような見方を貼られ、”仲のよい良好な家族”という面もちで、父親を労ってあげてね、という祖母の言葉や親戚の見方に時折、ヘドが出るようだった。

結局その見方だって、ロクデナシの父親自身が自分の小さいころに叶えられなかった”家族”という幻想、憧れをそのまま私たちに移してやりたいほうだいやってるだけで、私たちはただのトロフィーにしかすぎないよなあと感じた。


-前にも書いた通り幼少期の父親の家は典型的な機能不全家族でACでもある。父(祖父)はほぼ不在(仕事はするけど家には帰ってないのか子どものころの思い出はほぼないとおばらも言っていた)
母(祖母)はおそらく日本で一番信者数が多いだろう某宗教学会に家の経済状況があまり良くないというのに三桁単位のお布施もしていたという。

たぶんこれを見ると父親に同情したくなると思うかもしれないけれど子どもである私から見れば事情は認めるがそれでも・・・という思いである。結局その立場に甘んじて省みなかったではないか、という憤り。
だが上記のこと故か父方の親戚陣は父親を家庭を想う健気な長男、あるいは苦労をしたという風に見ている。
昔親戚のあつまる場にいた時にも私たちは蚊帳の外だ、だいたい聞かされる話はどれも少し悲惨なものと、父親の良い子であったことやちょっとやんちゃなエピソードしかない。
もしかすると父方の親戚にとっても私たちはただのお飾りものでしかないのかもしれなかったのでないか、と振り返って思う時もある。


といってこれからの気の重さにますます疲弊する。私は既にそうだが母もきょうだいももうそろそろ限界が近そうではある。
だいたいこういうエピソードの場合、子ども(私やきょうだい)は既に家を出て自立していたりする、そうして母だけに負担をかけるのはまずいからと何とか折半してしかるべき施設に入れようとする・・・までが本になるような完璧なエピソードである、けれどこれは本にはならない。

このエピソードは現在進行形で徐々に内側から蝕まれるような瘴気であり、これから始まるだろう恐ろしい事の序盤にしか過ぎないように思う。

未来が完全に悪くなることがわかっていて明日を生きられるか?地球が一週間後に消滅すると知ってその一週間、前向きに直向きに生きられる?


恐らくこれを見て私にも精神病においての偏見があるように思われるだろう、それはそうだと思う。私自身も罹患してるから同族は嫌悪するようなものだ。ただ私の一番はロクデナシの父親がそうなることを赦したくなくて、結局これじゃあ私が言われてきたことはずっと私の中に残るいい逃げでしかないし、最後の最後まで何かに庇護されるのが父親であっては私も母も(恐らく一番負担になっているだろう)周りの人を巻き込むだけ巻き込み振り回されている事にしかならないのだ。

それでいてなんとも愚かしいのは祖母をロクデナシの父親自身が否定したことで私たちも祖母たちの力を借りられない。
祖母も精神状態が不安定になった時に父親はその祖母に対して腹が立つ、苛々すると言った原動力を取った。そのクセに、酒などを買って貰うためには利用していたし・・・。(この辺りでおじとも意見が対立して現状あまり連絡もない)

こうした件があって私たちではどうしようもない暴君も祖母や親戚たちの知恵も力も借りられない(いつか連絡があったさいに「私たち家族でどうにかしてあげて」と聞かされたというし)


六方八方も立ちふさがり。



前向きな意としては私が家とロクデナシに縛られすぎているというのはあるだろう、私の人生なのだから私だけを考えればよい、と。
だけどそれ言って貰ってももう遅いのであって、それが出来たならそうしてたし私もこういう病状になかったと思う。
それが出来なかった分岐先がこの状態で、屁理屈言うけど、私はあまりにも自分が無力で何も手元にない状態で、何もどうにもできないのを知っているからこうなるのは当然といえば当然で。
こういう状況でいる人っていそうだけどあまりいないように見えて、だいたい皆ある程度自立していて、綺麗に完結していて・・・。

もし同じ状況にいる人がいるならその人に会ってみたいと思うし、あるいはこれを見てここに似たような奴がいるんだと思ってもほしい。



悲嘆に暮れて嘆き悲しむのなら誰でもできる、自己憐憫。それこそ昔ロクデナシから言われた【悲劇のヒロイン】に酔ってる、・・・。
浸ってるのはお前だろという気もあるけれど。


私が嫌なのは自分の不調がまたますます悪くなっていくんじゃないかということ、この状況の中で前向きにとか明るく考えていくとか出来ねえよ・・・。すぐそばに絶望そのものがいるんだからさ・・・そう遠くない未来の自分もそうなる可能性あるんじゃないかという不安が出てくるんだよ・・・

本当にちょっと外出てみようか?行こうか?と思い始めてきた矢先にどん底に突き落としてくるのがいるんだ。
叫び暴れ回りたくなってくる、怒り、憤り、不平不満、全部身体の負担になることばかり。
私も安定剤飲んでゆっくり ぬしかない。