悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

敵か味方か

この不調になってから緊張が大敵になった。体調がまだ良かった頃はこの緊張感も程よい仲間のような敵のようなものだった。

学生時代の前に出て何かを発表する時とかも、自分の番が回ってくる2~3人前くらいからやってくる緊張感、そして1人前になるとピークに達する。
さあ、いざ自分の番になると最初こそ緊張感はあるが喋ってく次第に野となれ山となれ(?)緊張感は通り越していってなぜか逆に落ち着いてくるのだった。終わると嵐が去ったような心地よい感覚がやってきて達成感に満たされる。

緊張感は悪い意味でも多々あったけどいい意味で昔から自分にあったし、ついてきて繋がってきたものだったと自分では思う。
だが今はこの緊張感は悪いものでしかなくなった。緊張してし終わった後のカタルシスがやってこないし感じない、というよりその終わりがやってこない。

延々と緊張した状態が続いていくような感覚、身体も特にお腹は石が詰まったようになるし色々なものがずっと乱れたままのような感じがするだけ。緊張が解放される瞬間がやってこない。

暑い状態からの涼しさに心地よいと感じることがなくなった。薬を飲めばそうなるような気がするけれど、自分だけの力では何でかいくら自分自身を鼓舞しようとしても冷めてしまう、というよりその気合いが無理をしていると感じてしまうと身体が反応する。
(ああこうやって鼓舞しなきゃいけないほど自分はヤバい状態なんだ)と逆説的に思ってしまうからだ、そうなるとその気合い入れも”気のせい”だけじゃなくなりどうしようもなくなってしまう。


この不調前まで緊張感はその後に解放される部分までセットであって、それがあった頃には苦は多少はあったけれどここまで身体に影響が出るような忌避すべきものではなかった。
むしろいい影響もあったと思うぐらいには、うまく(?)やれていたのかもしれなかった。
けれど加齢の影響もあるのか緊張はただ不安を煽るようなものでしかなくなってしまった。
上がり幅の問題なのかもしれないけれど・・・。

緊張ゲージのようなものがあるとして、
今まで一回緊張すると緊張ゲージが60~70くらいまでだったとしたら一気に100まで上がってしかもそのまま下がらないみたいな感じかな・・・。

前までは100上がっても次第に急激に下がっていたけれど、この緊張感100がずっと続くか少し下がってもまた100をキープし続けるみたいな感覚・・・。こうなると薬を飲むしかない・・・。


この延々たる緊張感の原因は何なのかと思ってもよくわからない・・・明確な対象がなくはないけどそれだけが全てなのかはわからない・・・
色々な要因が複合的に絡んでいるのなら要因を探すより、何かそれを消し去れるような新しいものを見つける方が早いのかもしれないけれど・・・
何度も思うようにそれもまた難しい・・・。

通院の日の朝も緊張感がけっこうあるし病院について待ってる間も緊張感はある・・・もちろん薬を飲んでいくのでかなり抑えられるが、ドクターと話すときもやっぱりけっこう緊張する・・・。
他に待ってる方々(あまり人を見るのはよくないけれど)は凄く冷静で落ち着いているように見えるので妙な話だけど少しだけ羨望めいたようなものが出てくる時もあった。


「嫌じゃない」ものを見つけるのもそれを実際に体験していかなければならないわけだし・・・
その前の過程に問題があるなら何だかもうどうしようもないような気持ち・・・。

やってみたいことはあるんだけれど・・・行動に移すのは現在の自分にはとても力がいることなのだ・・・。