悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

リーンカーネーション

家にいながら帰りたいと思う気持ちって何なのだろう。
ここは自分のいるべき場所か?という問いかけに逃げたい気持ちが出てくるけど逃げるも何も自分はここにいるわけで、その問いかけ自体無意味であるのにその自分を揺るがすような問いかけに動揺してしまう。


脈絡もなく突然だが、自分の背中から新しい脚が生えてきて梅図先生の『漂流教室』に出てくるような”未来人”のようになれたらなんだかここから抜け出せそうな気がしてきた。
蜘蛛のように背中から生えた長い脚で這いずって廻って歩いたら存在が生まれ変われそうな気がした。
異質としての何かに、四肢五体を超えた進化は自分の不安や鬱陶しい考えを失せてくれるようなそんな超人的願望をふと思うようになった。

脱皮とか羽化とか虫全般が苦手なくせに、そういう殻破りの概念に最近惹かれるようにかった。

とにかく今いる場所から逃げ出したいと思っているのだけど、でもその場所は紛れもなく家であって帰る場所であるのに、じゃあどこに逃げたい(帰りたい)のかなんて行く宛も頼りも何も縁もないのに何故かここから帰りたがっているのは、現実逃避にはよく見られることなのだろうか。

私は今の現実に対して直視をしていない、受け入れることが出来ていないからだから家にいながら帰りたいという矛盾した事を思うのだろうか。

一度こうなってしまうとどう考え対処していったらいいのかわからないよなあ・・・。
私のいるべき場所はここではない、じゃあどこ?と問われてもどこにあるのかわからない。

この逃避願望は何が原因で起こるのだろうか・・・
現実と理想像との大きなギャップ?それとも「これからだ」という可能性という名のまやかし?

とにかく日々悶々としていてで何だかなあ・・・という。悪くならないようにするなら良くもならない(なれない)し・・・。
こういう状況は過去から3度目なのだが過去二回は学校という強制的な居場所があったからどうにかなったのだけど、今はそういう所属する場所がないので根無し草のまま浮いているだけで。

一昨日くらいに、”落伍者”という単語を見てすごい久し振りに見た言葉だなと思った。で意味は大方自分に当てはまってて・・・でもなんか粋な言葉だなあと思ったりして。

そういう大勢の人が順当に歩いていく道を自分で振り返ってみると私はだいたい置いていかれたり(自ら進まなかったのもあるけども)外れたりしてたんだよなあ・・・と、正にblogタイトル通りというか・・・
そんな感じで、エスカレーターとかそういう普通の登り方をしなかったこと・・・でもその時にはそれでいいやなんて反骨精神のようなもの持ちながら・・・結局手元には何も残らなかったという、そういう。

やっぱりどこかで普通でいたいと思っているのかな、普通に働いて結婚して子を育て・・・というような旧来のような普通であるようにありたかったのだろうか・・・?(今こうして書きながらもやっぱりそれはゴメンだ・・・と思ってしまったが)

旧来の普通も嫌ででも新しい何かを創造し作ることもできないとあればいったい私はどうしていきたいのだろう。


・・・未来人に教えて欲しい。どのような生き方をあなた方はしているのか、過去の人々はいったいどういう生き方をして失敗したのか。



どうしたってどこにも逃げ場はなくて、ここにしか場所はないのだけども。