悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

全身黒づくめ

全身黒づくめに身を包み独特の呼吸音が聞こえてくる・・・

これは何ものにも関係しない戯れ言にしか過ぎないもの

超悪ダース大帝国は実際に存在するのか。全てがインターネット衛星で繋がっていて自分のいる位置は丸見え。
国はなんだかんだいいつつも見えない場所では互いに影響しあっていてそれがグローバル化だとか言うわけで、現在において独立した悪の超大帝国というものは実は存在しないんじゃないかと思う。

何を見せられているのだろう、と思う。
超悪大帝国に立ち向かうヒーローたちは勧善懲悪でストーリーが完結すればするほど気持ちがいい。ヒーローたちは善で悪は絶対悪。
だが最近の所謂後味悪いと言われるようなものには実はヒーロー側の方も絶対正しい善かと言われれば微妙だったりするものもあったりして必ずしも善VS悪というようでもない。

悪を倒せといって悪はなぜ悪だと思うのか。
実はそれも時として入れ替わり立ち替わる、善が悪になることもあれば逆も然り。
絶対悪がないとは思わない、絶対悪は存在するだろうけども大帝国がそう言えるかといえば既にコンタクトをとりすぎているんじゃないかと思った。
機密独立立ち入り禁止のような要塞のような国でない限り、知りすぎてしまっているような気もする。

中から変えさせるといって革命を促し働きかけて、その働きかけた思想がいまだに善なのかわからないとも思う。
そもそも現代の価値観はふわふわ浮いていて突然に解体も出てくるのかもしれない。
大悪帝国を善帝国の統治のように染め上げて、善帝国のやり方自体も絶対に正しいのかはよくわからないからだ。

だからこれは携わる人々の目的がよくわからないのだ、いや大悪帝国側には大義名分がある、善帝国が面倒だ。でも善帝国側はどこに向かってどういうセカイを作りたいのか、作り替えたいのかわからないのだ。
何を目指していきたいのか、大悪帝国を倒したいのか仲良くしたいのか、悪を善帝国の下に置きたいのか。

根本的な正しさがよくわからない、善帝国も悪帝国も。

ただ感情的に悪を打ち砕きたいだけだ、スッキリする。共通の敵だと思われたウイルスの鬱憤を晴らしたい思いもある。困っているのだ、と思う。


ただいまだにヒーローものは人気のようで、私も正義のヒーローVS絶対悪は好きだ。
だからこれはきっと私の感情なのだろう、だが感情は時に強い武器になる。何ものもそれ一つだけで味方にも悪にもなり得るからだ。