悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

先走る気は

何かをやらないとと焦る。気持ちは焦るばかりで身体は興奮するのだけど、実際にまだ動く場合ではない、もうちょっとゆっくりとしたいという理想がある。
それでも「今、今、今やらないとまたずっとこのまま!早く早く」と急かす自分がいる。
でも追いつかない、身体が勝手に焦り出して息が上がる。
「まだ、その時ではない。ちょっと待って。まだゆっくりしたい。」という私がいる。

早く、今やっとかないと抜かされちゃうとか思う元気で戦闘気質な自分がいる。こいつがすごく厄介だと思った。やる気があるのは十分だけどありすぎた、理想が速すぎる。
抜かされるって何に、と思うけどこれは感覚的な自分の根っからの負けず嫌いだった。

もういい年して、ゆっくり楽しみましょうよ、と縁側に座ってスローペースにやっていきたいと思うのにまだ諦めていないのか、理想を望むせっかちが私をはやしたてる。早く、今やらないと、今しかできないよ、と。

無理、だ。疲れたのだ。もう前のような力は出なかった、ただ惰性だった。悪あがきのようなものだったのに。可能性を信じているのか、まだ。

それでもまだ今はゆっくりとやりたかった。誰の為でもなく、あるいは自分の為でもなく。
ただその時やりたいと思った事だけをしたいのだ。ただそれだけ。