悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

ホットサンドと方言

すっかり去年でパン派になってしまったのでこの前ホットサンドメーカーを買ってもらった。だいたい最近はこればかり食べてる、何でも挟み食べてみる。
軽く炒めた玉子とケチャップハムチーズサンドは絶品だった。前日の残りもののキノコ炒めも中に挟めば生まれ変わる。
チョコレートは中に挟むと溶けてちょうどいい感じになる、火傷に注意したい。
お気に入りは甘い系のサンドだ。この日の中身は相変わらずのきな粉とあんことサツマイモという組み合わせ。手軽にお店で食べるような感じの味になってQOLが上がったような気がする。
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(写真映りが悪いのはご愛嬌)

窓を開け外の匂いを感じ眺めながらドリップコーヒーとホットサンド(orトースト)の朝食昼食を食べるのが最近の至福の時間・・・というかハマりだったりする。



そんな風に食べながらふと方言の事が頭に浮かんだ。
方言といって一応訛りがあまりないとされる地域と自認していたが一転最近では訛りが結構あるとか言われている。といって今はこういう古い言い方はあまりされてないし自分の中でも小さい頃によく聞き使っていたと思うものもありながら今でもたまに出そうな感じという曖昧な言い方だが・・・。

「バクる」とか全くこの地域限定の訛りではないにしろ標準語では聴かない。子どもの頃はバクリッコしようとかよく言った。「それバクって」「いいよ」とか交換して取り替えてくれってニュアンスだけど少し悪い言葉のようなワイルドさがあると思う。
「お店でバクってきた」とか、(お店で取り替えてもらったという意)どことなく危険な感じ。

「押ささる、書かさる」などの何かの受け身系は便利だなと思う。私の意思じゃなくて不意にそうなってしまったとか、もうこのペンは書けないだろうと期待値0から実はまだインクが生きていて書けたという喜びを表したり何かと便利。家の言い方だけだったかもしれないが「靴履かさった?」「履かさったよ」という言い方もあったけど、何となく「履いた」よりも甘いニュアンスな感じ、決意の前に脱力系かもしれない。

「はんかくさい」これはよく祖母が使っていて子どものころ意味がよくわからずどういう意味なのか聞いてもそのままでわからなかった、今でも実はよくわからないけど、だいたいやべーと思うもの(人?)や奇抜すぎたり生意気ぽかったりなんかとりあえずいけ好かない人やものに使ったりする感じ・・・だろうか。使う人から見てそう思ったら何でもありになるな・・・。

とりあえずこんな風に言い方を思い出しながら、イントネーションもなかなか違うらしいという。コーヒーのイントネーション結構難しい。平坦に言う感じで漢字やアイスにしたときの言い方が標準っぽいみたいだけど・・・なかなか慣れない。

なんでこんな話なのかと言うともう少し若い頃は訛らずにイントネーションも標準っぽくしたいと思ってた(背伸び)けど年をとると訛りとかそういう言い方が出そうになることに気づいた。
押ささったとかは特に。ゴミを投げるとかも。(前までなるべく言わないように意識してた)
なんだか方言ってこういう事なのかなと思った。年をとると小さい頃に使っていた聞いていたものが復活してくるのだろうか。

それでも今方言とか言い方が地域特有のイントネーションを聞くと何故だかじんとするのも事実。この前聞いた西○丁目のイントネーション(地元民ならわかる)を下がるように言っていたのがあってこの言い方をする人まだいたのか・・・!と懐かしく思った。乗り物のアナウンスも標準的な言い方になったし昔の言い方はもうあまり聞けなくなったからだ。古い言い方を知っているということは昔から住んでいる人なのかと思うと謎の共感意識が働く感じがあったのだ。

あんなに言い方変だよなとか思っていたしなるべくなら使わないように思っていたのに年をとると恋しくなるものなのだろうか。

米うるかしといて(浸しとく)鍋かまかして(かき混ぜる)、言い換えるのが面倒になっただけと言えばそうかもしれない。