悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

身近に異質

昔どこかのお悩み掲示板みたいなところに書き込んだことがあったけどもらったコメントにえらく釣りでは、と疑われたことがあった。それぐらい傍目には内容が内容ではあったのだが逆に釣りと思われるぐらいにはありふれた事柄ではないんだなと反面的に納得したあの時を思い出した。

なんとなく私の周りにはわりと事実は小説より奇なりとい事が多いような気がした。

誰にも話を信じてもらえないとか真意が伝わってないとかが起きやすいと思った。これはただ単にわかりやすい文章を構成するための自分の力不足であるのかもしれないけど。

例えば空から犬が降ってきて・・・というような事をどうやってわかりやすく本当の出来事だと信じて貰うようにするには文章の組み立ても難しいと思った。こういうあたり再現VTRみたいに映像で可視化できればいいんだろうけど文章だけでそれを正確に伝えようとすると難しい。

それぐらい空から犬が降ってくるという事柄が通常では考えられない、ありえない出来事なのだろう。伝わる物事は他人もそれを多かれ少なかれ経験したから伝わるし、既に同じような書き方のテンプレートがあったりするが、稀であったり普段はそうない出来事は伝える事にも伝えようとするための労力が凄く必要になる。

ありえない事に会いやすい人の集まる場所でならこういった話も信じて貰えるけど、そうじゃない大衆に向けて(そもそも信じようともしない人たち)まれな出来事を書くのは骨が折れる。
オカルトはオカルトというエンターテイメントなので、そういった話はわりと好意的に受け入れられてるよう思うがみんなオカルト体験の経験があるわけではないだろう。
こうした純度の高い異質は受け入れられながら身近な異質(例えばお金を支払ったのに改札に引っかかる)などといったいかにも日常で起こりそうな出来事を信じ受け入れて私もそうだったと言う人は少ないように映るのだ。

そういうちょっと変な出来事が私の家の周りには起きやすいと思った。他の人が生涯体験しないようなことを何回も体験するような身近な異質さ。異質は誰にもわかってもらえないという孤独とともにつきまとう。
同じ人たちがどこかにいないものだろうか。