悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

見えないものはわからない

去年まで正月をどうやって過ごしてきたかわからないなと感じる。それだけ何も考えずに過ごせてたことののん気さというか尊さというか・・・もうあの時の感じ方は戻ってこないんだなと思うと寂しさと無力感とかが押し寄せる。同時に逆にあの時、なんにも感じてこなかったそっちの方が異常だったんじゃないかとも感じる。
ただ本とか読む気力なくなってしまったのは今の状態の方が痛いのだが・・・。

ゲームの二次妄想するのが好き・・・というか物心ついたころから日課のような感じで日々を過ごしてた。同人としてアウトプットはしてこなかったけど・・・。
イラストを書くのもいつか同人やってみたいという野心はあったけどまあ自分が満足すればそれ以上形にする努力とかしなかったので、いつかやるぞの繰り返しだった。それがずっと今まで続いてきた結果、何にも残せなくなった。

最近では妄想することも乏しくなって、妄想ができなくなると心の支えみたいなももがなくなったようで日々がつまらなくて何もなくて無常になった。
同人というだけに留まらずそもそも自分が何をしたいのかわからなくなった。「何か表現したくて~」と思っても表現した形に残るもの、結果がない。
あるいは自分はこれぐらいできるはずと思っていたものが、これ以下どころか初歩クラス。
後延ばしに年数を重ねてきただけで根拠のない自信とプライドだけは異様に肥大して高くなっていた。
これ「異世界なら本気だす」とか「まだ本気じゃねーから」理論と一緒だと気づいたら改めて自分、ヤバい人じゃんと思った。
形を残せていたら妄想を許されるみたいな条件。形が残っていないならただのヤバい人。自分はそういう人を毛嫌いしていたのに結局自分がそのヤバい人度が一番高かった。

そしたら挫折した人とか燃え尽きた人のように何にもやりたい事とか好きな事とかそういう「これから」への展望が見えなくなった。どうして生きたいのか、どういう人になりたいのかそれが全く今の場所からわからなくなった。

こういう思考が2021に起こって今に至る。
妄想は心の支え、生き甲斐だったんだな・・・と思って、同人はROM専だけどもそういう刺激もなんだかあまりパッとしなくて・・・感染症で世の中全体がそうなっていたのかもしれないけど・・・、でも自分の中のモチベーションが凄くなくなってる・・・よしそろそろアウトプットしてみようかという気持ちはもう遅いよという意識に吸い込まれて前向きで楽天的なやる気が衰えている・・・。
何かにずっと感動していることができなくなったのか、一瞬だけ良いなと思ってもすぐ忘れてしまう。そんな感受性で何かを生み出したい、表現したいだなんておこがましいな・・・とか。

誰かが同じような事を既に凄く丁寧で綺麗に形に残してくれてるならそこに割って入って戦ってやろうなんてバイタリティもそもそも技術もないのでお門違いだと思うとますます自分が一体何をしたいのかわからない。

人は自分が物事選択しているようで実はその物事に選択されているということを誰かが言っていたけどそれなら自分はどこに所属するのが”正しくてあるべき姿”なのだろう・・・。