こう書くととんでもない馬鹿を晒してるようで気が引けてくるのだが、つい先日までｶｴｻﾙの事をナチュラルにギリシャ人だと思っていた。
疑うことなくナチュラルにそうだと思いこんでいたので、ギリシャ人なのにﾛｰﾏ皇帝まで上り詰められるのか、ｶｴｻﾙは軍人として功を成したから異国人でも特別にそうなり得たのかなどと当たり前のように思いこんでいた。
ﾛｰﾏに来るより前にｷﾞﾘｼｱで戦果を上げていてそこでの力量を買われてﾛｰﾏに来た軍人だと思っていたのだ。
驚くべきことにいつからかﾕﾘｳｽ・ｶｴｻﾙというのはｷﾞﾘｼｬ語読みでｼﾞｭﾘｱｽ・ｼｰｻﾞｰというのはﾗﾃﾝ語読みだという風にインプットされていたのだ。本当に何の疑いもなく。
ｸﾚｵﾊﾟﾄﾗと恋仲だったというそれもｴｼﾞﾌﾟﾄとｷﾞﾘｼｬの話だと思っていた。
でもやっぱり市民という考えに基づいた国家において外国人が皇帝になれるわけ･･･なくない？！と思い始め教科書やwikiを見て改めて確認すると･･･
ｶｴｻﾙがｷﾞﾘｼｬ人というのはどこにもないのだ。
私も往生際悪くそんなはずは･･･と思い、彼の親の世代でﾛｰﾏに帰依したとか･･･と思ってみても根っからのﾛｰﾏ市民とのことである。ｷﾞﾘｼｬ人などという記述はどこにもなかったのだ･･･。
まるでかのﾏﾝﾃﾞﾗ・ｴﾌｪｸﾄと呼ばれる現象のような勘違いをしていた。
当時の教養あるﾛｰﾏ人はｷﾞﾘｼｬ語を身につけていた、ということ辺りで認識に歪みが生じてそうである。ちなみにラテン名だと思っていたｼﾞｭﾘｱｽはｼｪｲｸｽﾋﾟｱの著書で公になった英語名であった･･･。
現役学生だった頃はたぶんﾛｰﾏ人として認識していたと思う･･･と思っても自信がない･･･。
いったいいつからこんな大間違いをしていたのか･･･そう考えると･･･。
ちなみに検索のサジェストにギリシャ人というワードが乗っかってる旨があったので私と同じようにﾏﾝﾃﾞﾗを体験した人がいるのだろうか･･･。
