悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

オタクと何かと

話題?になってた?オタクってね、なぜそれでいたいのかその呼び方に固執しまうのか。
ポケモンやら何やら流行った時代ではありましたが、オタクへの風当たりが強くなかったわけではなかった。少なくとも自分の周りでは。

これは地域差とかそういうのが関係してるかもしれないけど、オタクグループが群れてたりすると
気まぐれに目をつけられたりした時に「うわ~あいつらまたいるよ」みたいな目でみられたり「うわキモ」みたいな言葉は吐かれたりした。さらにその言葉が個人にまで及んでいくという・・・こともあった。(ただそのグループ中でも勉強できるとか明るくて面白いと見なされていればノーカンだった)

だから初めての自己紹介などで自分からオタクを公言する人はいなかったしオタクであることを大ぴっらにすることは憚られていた・・・と思う。(絵を描くのが好きです=オタクであることの婉曲した言い回しみたいなところがあった)

今の論調だとオタクであることが問題じゃなくてお前自身が気持ち悪いから嫌われる~という謎の自己責任論があるけど、それはたぶん上の世代とかのオタク=ヤバいやつな前提があってのことだと思う。
問題はヤバいやつ→オタクであるという前提がオタク=ヤバいやつ異常者であるという部分と繋がってしまうことなのかもしれない。
そのわからないものへの偏見みたいなのがオタク=気持ち悪いっていうのを出してしまったのかなと勝手に思う。

で今はそういうわからなかったアニメゲームなどのサブカルチャー(という言い方ももはや昨今では適切でないのかもしれない・・・もうメーンカルチャー足り得てるのかも・・・)が身近になりすぎてわかるものになっていってるし・・・。

インターネットは気持ち悪いヤバいやつと言われた経験を持った旧オタクの方々のある意味の楽園だったわけで・・・そのインターネットの普及に伴って下の新しい世代(非オタクだった人たち)がそれをネイティヴに受容した結果、オタク文化がわかる当たり前になっていきオタクという言葉がcoolでlightな使い方に変わっていった・・・のか

だから自分個人的にはその新人たちがまあオタクを馬鹿にし見下してきた人たちと変わらない・・・といったら語弊がありすぎるけど、そのかつてオタクをキモイと言った人たちのほとんどが今オタクを名乗っているかもしれないと思っても「そうかーそうだよな・・・」と納得できるところがあります。
共通の「面白い事」がテレビや音楽、芸能人からネット、ソシャゲ(ゲーム)アニメに変わっていったみたいな感じでその人たちのマインド自体はそんなにテレビ芸能時代より変わってないように思う・・・。

だから旧人オタクと新人オタクではその文化的マインド(?)に隔たりがある・・・ということなのでしょうか。何が正しいとかそういう結論も今は出す必要のない事とは思う。常に新しい事は嘆かれるものであるし・・・。でも新人の考え方が常になっていくのも寂しいものがある、理想的なのは旧人と新人が半分くらいづつミックスしたようなものなのかもしれないけど・・・。

良いところは残して駄目だと思うところは変えてみる、でもそれも戻してもいいし残さなくてもよいのだろう・・・。
だが判断が己自身に委ねられるという事の難しさは今ここにいる場所の問題を狭く細かく苦しめる、・・・なんとも困難な道である。


とは別にオタクという称号にそんなこだわらなくとも・・・とも思う。自分自身なろうと思ってなったわけでもなく、気付いたら周りにそういうような物々しかなかった・・・。みたいな結果論みたいなもので・・・。
現在においてはそれも揺らぎつつある。年齢の問題も大いにある、この年になるまではきっとずっと自分は年を取ってもオタクでいるだろうと思っていた。しかしなぜだかここ最近はそういうものを追うのに物凄く面倒くさくなっている自分がいる・・・。
なので新しく何かのゲームにハマるとかソシャゲやるとかまずめんどいという感情が先にやってきてそのまま。昔からずっと好きなシリーズもの、ゲームしか追ってない・・・(それも公式放送見るぐらいですが)そんなので今の自分はオタクであると言えるのだろうか・・・いや、そもそも自分は果たしてオタクだったのだろうか・・・という部分まで遡る。とてもライトになったというか偏食になったという風に自分では感じている。でもはっきり何か別の趣味を見つけられるほど気力もない。ただそのオタク界隈の辺りをうろついてるだけみたいなそんな感じ・・・。
全く面白くないわけではないけど自然に距離ができてるような感じ・・・(俄かに漂うちょっとしたマネー主義のニオイに疲れてしまったのかもしれない)だから今の自分はそういう自分を表す所属先が何でもない感じで些か不安定ではある・・・。でもしがみついていられるほど体力もないし逆に疲れてしまうのでまあ、いいかみたいな・・・。

オタクであることのアイデンティティにもうそこまで拘らなくてもいいのかもな、と・・・。(だいたいはリア充へ向けた対抗でもあるし)ライトとかそういうのじゃなくて何かそういう状態を表せるような何かないかな・・・。