悪路、ぬかるみ惑い

なんか無節操なこと備忘録兼ねて

趣旨メモ

この前、パンドラの箱的なことを書いたけどその次の日くらいにパンドラの箱にまつわるエピソードを例にあげた記事にあった。
そしたら、びっくり。この神話って最後に希望だけが残るっていう話・・・だったらしく改めてWikipedia先生に確認すると・・・。

(前略)美しいパンドーラーを見たエピメーテウスは、プロメーテウスの「ゼウスからの贈り物は受け取るな」という忠告にもかかわらず、彼女と結婚した[1]。そして、ある日パンドーラーは好奇心に負けて甕を開いてしまう[1]。すると、そこから様々な災い(エリスやニュクスの子供たち、疫病、悲嘆、欠乏、犯罪などなど)が飛び出した。しかし、「ἐλπίς」(エルピス、意味は後述)のみは縁の下に残って出て行かず、パンドーラーはその甕を閉めてしまった。

(中略)

パンドラの箱の物語は多分に寓意的である。特に箱に残ったエルピスをどう解釈するかで物語の理解が分かれる。古典ギリシャ語のエルピスは、「予兆」とも「期待」とも「希望」とも訳され得る。英語圏ではエルピスは「Hope」(希望)と呼ばれている。

(Wikipediaより引用)





エルピス・・・何ですと?!そんな顛末だったなんて・・・。最後に希望という名の予兆が残る的なこんなに綺麗にまとまった話だったなんて・・・。恐ろしいものが出てきて終わりだと思っていたけども・・・。
改めてすごいオチが綺麗にまとまった逸話だと思った。開けるなと言われて開けてしまうことへの戒め的な話かと思っていたけど・・・一応開けることは前提で話があって、でも最後にはエルピスという吉兆的なものは箱の中に残るという・・・


特にバブリオスの物語は、「実際の幸福は逃げ去ったが、いつかは幸福が手に入るという希望が残っている」と解釈することができる。希望が甕の外に出ず、中に閉じ込められたままでは機能しないのではないかという点に関しては、「希望が人間の手元に残った」という解釈が一般的である[2]。

(Wikipediaより引用)


何これ・・・すごい神話だ・・・災厄が世界を覆い尽くしそうになって、でも希望はまだここにある。という大展開・・・。


パンドラの箱の物語深すぎる・・・。